レビュー
井桁術理の発見 『続・空手の理』を読んで甲野善紀先生のことを知り、最初に手にしたのがこの著作でした。合気ニュースの編集長だった故・スタンレー・プラニン氏が聞き手となって、甲野先生の技の進展・経過を伝える一連の術理本シリーズの第一弾です。初版…
各界指導者必読の書 本書は独自の空手理論を雑誌記事や数々の著書で公開してきた柳川昌弘先生による剣聖宮本武蔵が書き記した『五輪書』の新解釈本です。初版は2000年6月とありますから、前著の『一撃必倒への道』から、あまり間をおかず、続けざまに出版さ…
伝統的相撲鍛練法に秘められた力!? 著者の元・一ノ矢氏は、高砂部屋(入門時は若松部屋)所属の元大相撲力士で、日本相撲協会現役時代から、「年齢に関係なく、体の使い方によって強くなる相撲の本質があるはず。それを実践して証明したい」と語っており、…
井桁術理からの新展開 前著『甦る古伝武術の術理─井桁崩し──その誕生と展開』から続く甲野善紀先生の術理本第2弾です。故スタンレー・プラニン氏が聞き手となって、甲野先生の技の進展・経過を伝える手法は前作と同じです。初版は1994年12月です。 井…
柳川理論はついに禁断の聖域へと突入した 空手修行者にとって「一撃必倒」は正に永遠のロマンというべきものでしょう。多くの先達が「一撃必倒」を目指し修練を重ね、そこに至るための鍛錬法を公開してきましたが、それらは柳川先生がいう「必倒の威力」に偏…
20世紀最強最後の空手理論書 本書は月刊空手道誌上で連載されていた『武道空手の理』が1冊にまとめられた柳川昌弘先生の空手理論書第3弾です。初版は1998年9月で、『武道空手の理』の連載は1992年8月号から始まり、1995年1月号が最終回で…
理を知るところから挑戦は始まる この本に出会った時期は前述の『空手の理』と同時期ですが、両方購入しようと書店に赴いたとき、たまたま『空手の理』が置かれていなかったため、実は入手したのはこちらが先になります。柳川昌弘先生の空手理論書第2弾で、…
ニュータイプ空手理論書 この本を手にしたのは高校生の頃。高校の空手道部に属し、全空連式の空手を日々熱心に稽古しながらも、競技中心の空手に疑問を持ち、理想の空手を求めていたところに偶然出会いました。 異色の達人、柳川昌弘先生の最初の空手理論書…